猫に安全な植物・危険な植物のまとめの記事になります。筆者もユノという名前のラグドールのオス猫と暮らしており、自宅には観葉植物もたくさん置いてありますので植物の設置環境は非常に気を使いました。そして実際に猫と暮らしてみると分かりますが、土を掘ったり、木の幹に爪を立てたり、安全な植物であったとしても葉っぱをかじってしまうなどして植物側がダメになってしまうこともあるのです。猫と植物が上手に暮らしていくための対策も踏まえて次のような内容をお話ししていきたいと思います。
猫に安全な植物・危険な植物まとめ
安全な植物、危険な植物は次の通りです。詳細はそれぞれの記事をご確認ください。
安全な植物
・テーブルヤシ(Chamaedorea elegans)
・ネフロレピス(Nephrolepis exaltata)
・カラテア・ランシフォリア(Calathea lancifolia)
・エバーフレッシュ(Cojoba arborea var. angustifolia
・オリヅルラン(Chlorophytum comosum)
・エケベリア(Echeveria)
・バンブー(Phyllostachys aurea)
・パキラ(guiana chestnut)
※詳細はこちらの記事をご参照ください
●【安全な観葉植物編】可愛い愛猫と植物が安心して暮らせる環境を作ろう
危険な植物
・ベンジャミン(Ficus benjamina)
・ガジュマル(Ficus microcarpa)
・ポトス(Epipremnum aureum)
・アイビー(Hedera)
・ドラセナ(Dracaena)
・モンステラ(Monstera)
・アデニウム・オベスム(Adenium obesum)
※詳細はこちらの記事をご参照ください
●【危険な観葉植物編】可愛い愛猫と植物が安心して暮らせる環境を作ろう
そもそも猫はなぜ植物にいたずらするの?
猫が観葉植物にいたずらをする理由は諸説ありますが、猫の習性によるのもが大きいと考えます。
①植物の葉をかじったりパンチする
猫は動くものや揺れるものが大好きで、まさに猫じゃらしがその修正を利用したおもちゃなのですが、植物の葉が揺れたりガサガサ音を立てたりといった動きが猫の狩猟本能をくすぐるのです。
②木の上に登る
猫は高いところに登ることで外敵から身をもったり、自分の縄張りを見下ろすという習性があります。
③土を掘り起こす
猫は排泄をする際に砂を掘って排泄物を埋めます。これは外敵に気がつかれないように隠すと言われていますが、家猫の場合は現状のトイレや砂が気に入っていない可能性があります。ストレスを感じたり嬉しい時など気持ちの変化があった際に心を落ち着かせるために掘ることもあるようです。
④木の幹を爪でひっかく
猫にとって爪は、獲物をとらえたり自分の身を守ったりするために大切なものですので日々欠かさず行います。野生の猫は木で爪とぎをすることもありますので、野生の名残で行っている可能性があります。
⑤植木鉢の中に入る
野生の猫は岩場の穴や木の窪みに入って眠る習性があります。これは身体のラインに沿ってピッタリくっつくことで安心するというものです。植木鉢の身体がすっぽりと収まりそうな丸いフォルムが猫の習性に反応しているのかもしれません。
猫と植物が上手に暮らしていくための対策
猫と植物は上手に暮らしていくためには次のような対策が必要になります。
- 猫が危険な植物に近づけないようにする
- 他に興味のあるものを用意してあげる
- 猫が植物にいたずらしないようしつける
猫が危険な植物に近づけないようにする
猫が入らない他の部屋を決めたり、植物を外に置くなどして物理的に近づけないようにするのが良いかと思います。また小さめの観葉植物であれば、ケースなどに入れて育てるのもオススメです。
他に興味のあるものを用意してあげる
猫が習性から観葉植物にいたずらするような場合は代替猫グッズを与えてあげましょう。実際にやってみて効果があった商品もご紹介します。
①植物の葉をかじったりパンチする
猫は動くものや揺れるものが大好きです。お気に入りのおもちゃが手に入ると、観賞植物へのいたずらも無くなります。
②木の上に登る
猫は高いところに登り縄張りを見渡す習性があります。観葉植物より高く、部屋中をよく見渡せる環境にキャットタワーなどを設置してみてください。
③土を掘り起こす
現状のトイレや砂が気に入っていない可能性があります。
④爪とぎをする
猫にとって爪は、獲物をとらえたり自分の身を守ったりするために大切なものですので日々欠かさず行います。
お気に入りの爪とぎを探してあげてください。
⑤植木鉢の中に入る
丸いものに収まって寝たい習性がありますので、休めるような場所を作ってあげてください。
猫が植物にいたずらしないようしつける
それでも猫が植物にいたずらする場合は、いたずらをした瞬間に「ダメだよ!」と教えてあげることが必要です。この時に叩いたりするなど体罰はNGです!飼い主さんとの信頼関係を失ってしまい、懐かなくなったり、攻撃的になってしまう場合があります。望ましい方法は、いたずらをした瞬間に手を叩いて大きな音を出したり、霧吹きなどで水を少量かける、息を吹きかけるなどを行ってみてください。猫は驚いて「植物にイタズラをするとイヤなことが起きる」と学習してくれます。またイタズラ防止スプレーも効果的です。猫は柑橘類の香りが苦手で、イタズラされたくないものに吹きかけておけば、猫は自然と近づかなくなります。
いかがでしたでしょうか。猫と植物が安心して暮らせる手助けになれたら嬉しいです。またInstagramとTwitterにも投稿していますので、ぜひフォローお願いいたします。それでは猫と植物のいる暮らしをお楽しみください^^