剪定した観葉植物の枝や、収穫したハーブの使い切れなかった枝は、「水挿し」で簡単に栽培できることをご存知でしょうか?水挿しとは植物を水につけて栽培する方法で、水耕栽培とも呼ばれ、都市部での限られたスペースを活用したマイクロファーミングという農業手法として近年注目されている栽培方法でもあります。
水挿しすることによって切り口から根が生えてきますので、土へ植え替えて新たな株を増やすことができたり、水につけたままキッチンや食卓などに飾ったりすることもできます。「植物の株を増やしたい」と言った方や、「植物を置きたいけど土に抵抗がある」なんて方には、この水耕栽培がオススメです。
水耕栽培のやり方
①水挿ししたい植物の新しい枝を15cm〜20cm程度カットして、水につける部分の下葉をとる。
②容器に水を入れ、枝を水につける。(毎日水を取り替えて、明るい日陰で管理する)
あとはお好きな場所に飾ってください。こちらにおしゃれなな容器がたくさん販売されています。お気に入りの一品を探してみてくださいね!
水挿しで発根させ土に植え替えるには
水挿しを行う時期
水挿しで発根させたい場合は、水挿しに最適な季節に行う必要あります。植物によって若干異なりますが、多くの植物は春5~6月頃と秋9~10月頃が育ちやすい成長期ですので、この時期に実施すると良いでしょう。
水につけて1週間もすればこのように根が生えてきます。
土に植え替える
根が成長してきたら土に植え替えて育ててみましょう。植え替えの方法はこちらの記事をご参照ください。また注意点として、水耕栽培で発根した根は土壌栽培に向いている根の状態ではないため、徐々に水耕栽培から土壌栽培に慣らしていく必要があります。育苗ポットなどに植えて、最初の1週間くらいは水やりをして土が湿った状態を維持してあげてください。
●【初心者さん必見】植物の植え替え方法とタイミング
使い切れなかったハーブです。すぐに何かに使おうと思っていたのですが、そのままになってしまい、発根していました。
これを機に植え替えてあげました。
ミントも植え替えます。ミントは繁殖力がありますから、すぐに根を張って育ってくれます。
こちらは昨年水挿しして植え替えたローズマリーです。もうすっかり根が詰まってきました。うまくいくとこんな風に成長してくれます。こちらは大きな鉢に植え替て、どんどん大きく育てていきます。
関連記事ご紹介
水耕栽培できる植物は、観葉植物、ハーブ、野菜、サボテンなど様々なものがあります。以下でご紹介している育てやすい植物も水耕栽培が可能です。観葉植物はインテリアに、ハーブは料理やお茶、アロマなどに活用することもできますので、ご参考にしてみてくださいね。
育てやすい植物
こちらは育てやすいハーブです。ハーブは料理やお茶、アロマなどのクラフトと様々な活用用途がありますのでとってもオススメです。
●家庭菜園におすすめ!初心者の方も育てやすい3つのハーブ
室内を素敵に飾るインテリアとしての観葉植物をお探しの方は、こちらの記事があすすめです。
●インテリアにおすすめの育てやすい観葉植物5選
最後まで読んでいただきありがとうございます。これからも植物の育て方や活用方法をできる限りわかりやすくまとめていきたいと思います。またInstagramとTwitterにも投稿していますので、ぜひフォローお願いいたします。それでは植物のある暮らしをお楽しみください!