セージといえば、抗菌・防腐にすぐれ肉料理に活用するハーブを連想しますが、私たちが園芸店などでよく目にするセージはコモンセージと呼ばれています。セージには様々な種類があり、他にもチェリーセージやラベンダーセージなどが存在しますが、その中でもひときわ美しく、真っ白な葉が特徴的なセージをホワイトセージといいます。ネイティヴアメリカンの間では「聖なる植物」と呼ばれ儀式にも活用されるなど大切にされてきました。彼らは乾燥させたホワイトセージを燻すことで発生する煙と香りで、場や人々を清め、邪気を祓い、神聖な空間を作り出していたのです。またホワイトセージは精神をリラックスさせる効果も期待できるため、現代ではその浄化とリラックス作用を用いて瞑想やヨガに使われたり、気分がすぐれない時に自宅で活用する方も増えてきているそうです。
本日はそんなホワイトセージの育て方や活用方法についてご紹介していきます。
ホワイトセージとはどんな植物か
ホワイトセージはシソ科アキギリ属の植物。高さは2m前後にまで成長する耐寒性の常緑低木で、6〜8月の開花時期には白や紫の花を咲かせます。原産国はネイティブアメリカンが暮らしていたアメリカのカリフォルニア州南部。さんさんと降り注ぐ太陽と乾燥した気候環境で自生していますので、日本で育てる場合は、湿度の高い場所を避けて日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。葉が大きく育ち始めたら剪定し風通しをよくしてあげると良く育ちます。
ホワイトセージの活用方法
あまり食用として活用されることはありませんが、食べられないわけではなく、コモンセージ同様に肉料理の臭みを消しや香りづけとしても使用されたり、乾燥させたホワイトセージを使ったハーブティーも人気があります。
ホワイトセージティー
ホワイトセージには脳や神経を刺激しリラックスさせる効果や、血行の改善、冷え抜け毛防止の効果が期待できます。ホワイトセージを乾燥させて作るホワイトセージティーをお試しください。
ハーブビネガー
ハーブビネガーは料理やドリンクはもちろん、お掃除や髪のケアにも活用出来たりする大変生活に役立つ一品です。作り方はこちらの記事をご参照ください。
●【簡単ハーブビネガーの作り方】浄化のハーブ・ホワイトセージを使った生活に役立つハーブビネガー
スマッジング
スマッジングとは、乾燥させたホワイトセージを燻すことで発生する煙と香りで、場や人を浄化させることを意味します。使い方のイメージは、お香のように耐熱性の受け皿の上で乾燥させたホワイトセージに直接火をつけて使用します。歴史的にホワイトセージを活用してきたネイティブアメリカンは、自然を崇拝する文化を持っており、スマッジングの際には自然の四大要素の「水・地・火・風」を活用していました。
- 「水を思わせるアバロンシェルという貝の上に」
- 「地を表すホワイトセージの葉をおき」
- 「火によって葉を燃やし」
- 「風で煙を仰ぐ」
ネイティブアメリカンに習った方法でスマッジしたい方に向けた、ホワイトセージとアバロンシェルがセットになった便利な商品も販売されていますのでぜひチェックしてみてください!
※火災にはくれぐれも注意し、部屋を換気しながら使用しましょう。また体調不良の際は使用を控えましょう。
ハーブを乾燥させる方法
自分でホワイトセージを乾燥させたい場合は、こちらの記事をご参照ください。
●ハーブを乾燥させて、ドライハーブを作ってみよう!
ホワイトセージの苗はこちらから購入可能です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ホワイトセージぜひ育ててみてくださいね。活用方法については他にもたくさんありますので、今後ご紹介していければと思います。またInstagramとTwitterにも投稿していますので、ぜひフォローお願いいたします。それでは植物のある暮らしをお楽しみください^^